運動にはどんな効果があるの?
運動の習慣はどう身につければいい?
そんな方のためにこの記事を書きました。
自己紹介
運動の効果とは
生活習慣病(心血管疾患、糖尿病など)のリスクが減る
生活習慣病のリスクが減るとさまざまな研究で報告されています。
たとえば、2003年に行われたアメリカ心臓協会の研究によると、平均4キロの減量と週約9.65kmのウォーキングが、通常療法に比べて、2型糖尿病高リスク者の発症率を58%減らしたようです。
また、2007年にポーランドの体育アカデミーか過去の研究を検証した結果、心血管疾患や心臓疾患のリスクを49%、糖尿病リスクを35%減らしたとのことです。
運動は生活習慣病の予防にものすごく効果があるようですね。
「うつ」にきく
定期的に運動する人は、精神状態が良好になる傾向があるそうです。
特に「うつ」に対する運動の効果は絶大で、抗うつ薬を飲むのと同程度の効果があるという報告もあります。
デューク大学医療センターが1999年におこなった研究では、うつ病の高齢者にさまざまな治療を行ったところ、薬物療法(抗うつ薬)は65.5%、運動療法は60%、薬物療法と運動療法の混合療法は68.8%、の人がうつ病から回復したとのことです。
めちゃめちゃすごい効果ですよね。
気分が沈んでいるときは、とりあえず体を動かしてみるのがいいのかもしれません。
学力・記憶力があがる
運動は脳にいいそうです。
ソーク研究所とコロンビア大学医療センターのチームによると、有酸素運動が記憶を司る脳内の部位への血流を増加させたそうです。
また、サウスカロライナ医科大学小児科病院が行った2009年の研究では、週に40分運動していた小学生105人に1日40分運動させたところ、学年末のテストの成績が前年度の生徒に比べて13%高かったそうです。
運動が脳にいいって意外ですね。
たしかに運動も勉強も得意な人っていますよね。
そういう人は、実は運動しているからこそ学力が高いのかもしれません。
寿命が延びる
運動すると長生きするそうです。
2009年のエルサレム縦断的コホート研究によれば、被験者2000人を調査したところ、週4時間運動した70歳の人は死亡する確率が12%低く、78歳の人は約15%、85%以上の人は20%も低かったとのことです。
運動すると長生きできるのはなんとなく予想できますよね。
しっかり運動して、健康的に長生きしたいものです。
運動を習慣化する方法
運動したいけど、なかなか習慣にならない!
という方向けに、習慣に関するたくさんの本を読んで実際に運動の習慣化に成功した私が、オススメなアクションをご紹介します。
朝起きたらとりあえず外に出てみる
なにか理由をつけて外に出てみましょう。
ゴミを捨てる、朝日を浴びる、なんでもいいです。
とにかく外に出ることが大事です。
なぜなら、運動したくないときでも家の外に出ることで気分が変わるからです。
行動を起こしたい時に重要なのは「行為を細分化」することだと言われています。
家の外に出るという行為は、まさに運動するという行為の細分化です。
「運動しよう!」という強い意志は不要です。
とりあえずスポーツウェアを着て家の外に出てみましょう。
近所を散策してみる
とりあえず近所をうろうろ歩き回ることをオススメします。
なぜなら、手軽にできて、新たな発見があるかもしれないからです。
たとえば今まで気づかなかったお店や公園などが見つかるかもしれません。
後日、散策で見つけたお店に公園に行ってみるという楽しみにつながります。
そして、いろいろ見ているうちに気づいたら運動が完了しています。
頑張っている意識がなくても運動ができると思います。
そのため、手軽にできる運動として近所の散策をオススメします。
仕事に飽きたら運動をしてみる
在宅勤務中なら、仕事に飽きた時点で腹筋や背筋、腕立て伏せをしましょう。
オフィスにいるなら、階段を上ったり下りたりしてみましょう。
目の前の仕事を続けるのが嫌になったらとにかく体を動かしてしてみましょう。
この方法のいい点は、運動するきっかけを作れて、かつ仕事の生産性も上がり一石二鳥となることです。
たとえば、何もしていないときに突然運動を始めるには意志力が必要になります。
一方、目の前の仕事からいったん回避するために運動をするのであれば、比較的スムーズに運動を開始できます。
また、仕事に疲れてきた時に意志力だけで集中しようとするのは非常に難しいです。
そんなときに運動をすると、頭をリフレッシュすることができ仕事の生産性を高めることもできます。
以上から、仕事に飽きたら運動をすることをオススメします。
最後に
以上、運動の効果と習慣化についてご紹介しました。
運動の習慣を身につければ人生が変わります。
これほど人に強くオススメできる習慣はなかなかありません。
まだ運動の習慣がない人は、ぜひ習慣にしてより素敵な人生を過ごしてください!
参考図書
この記事では、以下の本を参考に運動の効果を紹介しました。
今回記事に載せきれなかった情報もたくさんあるので、ぜひ一読してみることをオススメします。